ONE-BOX HOUSE ～ひとつながりの家～

三方住宅に囲まれ北側が道路に面した土地に建つ、
５人家族の要望を詰めた家。

「大人数の来客にも対応できる、ゆったりとしたLDKに靴の脱ぎ履きがしやすい玄関土間」
「家族が集まりやすいリビング」
「趣味のアウトドアやバーベキューなどを楽しめる家」
「明るく広く感じられる家」など、
ご家族のイメージから提案したのは、玄関ドアとLDKをダイレクトにつなげた設計。

人目を気にせず楽しめるプライベートテラスに、収納力のあるシューズクローク。
訪れたゲストにも生活感を見せないパントリーやランドリールーム。
土地を活かし、家族の思いも詰められた【ONE-BOX HOUSE～ ひとつながりの家～】が完成しました。

　

・家族：夫婦、子ども3人
・C値：0.18　・UA値：0.38　
・敷地面積：62.82坪　
・延床面積：33.30坪

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Points of Planning

北側が道路に面し三方を住宅に囲まれた土地。
採光が確保しにくく、建築として不利とされる敷地です。
(※不動産価値として高いと評価される土地は、「南向き日当たり良好」のいわゆる南側が道路に接道する敷地。)

明るく開放的な空間や、プライバシーの確保が難しい環境の中、
この土地の良さを引き出しながらお施主さまのご要望を叶えていきました。

ご提案したのは、玄関土間とリビングをダイレクトに繋げたプラン。
玄関土間を大きくとり、リビングとひと空間として繋げることで、生活動線はすこぶる良好。
多くのゲストを招いた際にも圧迫感のない空間の広がりを叶えている。

この土地の課題である採光確保は、様々な方法で解決。
吹き抜け階段や、2階の一部に採用されたルーバー床より明るい光を1階のLDKまで届け、
また、1階の南側に囲い壁を設けプライベートテラスとすることで、隣家からの視線を気にすることなく、開放的な空間使いを実現させた。

空間の広がりを意識した玄関土間とリビングの繋がり、そしてリビングのデザイン性は、
理想を満たす形で実現。

室内のテイストにもマッチする、デザイン性際立つ玄関ポーチは、
プライバシーの確保と同時に、風雨や強い日射しなどを防ぐ実用性を兼ね備えている。

囲い壁のプライベートテラスがあることにより、隣家からの視線を気にすることなくくつろぐことができる。
窓を存分に開放し、穏やかな採光と心地よい風を室内に取り込める。

プライベートテラスからの目線は、事前の土地確認から最適な場所を把握した上で提案。

2階は子ども部屋やご主人の書斎、寝室など、家族のプライベートスペースに。
中央には吹き抜けに面してお子様たち共有のデスクを造作し、オープンなスタディコーナーとして。
空間同士が繋がり、家族の気配を感じることのできる空間となっている。

スタディコーナーから続く2階の書斎。大きな窓を設けることで、小ぶりなスペースでも借景を楽しめる閉塞感のない空間に。
また、北側に配置している為、揺らぎのない安定した採光が得られる。

書斎の窓は外観デザインの１つとして縦すべり出し窓を採用。
些細なデザインにも建築家の細やかな意図が隠されている。
様々な観点から導き出された最適なプランは、長く心地よく住み続けられる家をかたちづくる。

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