生駒市・奈良市の注文住宅の相場はいくら?
予算の立て方のコツと建築費
一戸建ての注文住宅の魅力は自由に設計できることですが、全体の価格が把握しにくいというデメリットもあります。また、建築費用だけでなく、土地代も含めて計算しなければなりません。そこで今回は、注文住宅の予算の立て方のコツについて説明していきます。奈良県生駒市と奈良市の土地相場も併せてご紹介しているので、ローンを組む際の参考にしてみてください
01 Breakdown
注文住宅の費用の大まかな内訳
新築の注文住宅の価格の内訳は、「建築費」「土地代」「そのほかの諸費用」と大きく3つに分けられます。それぞれにどのような費用が発生するのか把握しておくことが、住宅ローンを組む際のポイントです。ここでは3つの概要を説明していきます。
建築費
建築費の中には、基礎工事や外装工事、内装など、住宅を建てる際に必要な工事価格が全て含まれます。一般的に、ハウスメーカーよりも工務店に依頼すると価格が安くなる傾向があると言われています。
なぜならハウスメーカーは広告費に多くのコストをかけていることが多いためです。どこで家づくりをするかは様々な要因で選択することになりますが、建築費に関しては工務店の方が抑えられる可能性が高いと言えるでしょう。
また、建築費用と同時に発生することが多い費用として、外構費用もあげられます。
外構費用とは、庭や車庫、塀や門などの建物周りの工事に発生する費用です。そのため、建築費と外構費用をトータルで考えておくことが重要です
土地代
注文住宅を購入する際、価格の大分部を占めるのが土地代です。県の中心部や利便性の高い地域に建てる場合は、土地代はあらかじめ高めに考えておく必要があります。また、住宅を安全に建てるため、土地改良工事が必要な場合あるので注意が必要です。
そのほかの諸費用
住宅や土地などの不動産を取得した場合、登記手続きを行わなければなりません。登記手続きには、住宅と土地ともに登録免許税がかかり、司法書士に依頼すると報酬が発生するので、その費用も含めて予算オーバーしていないか、確認しておきましょう。
02 Construction cost & Residential site area
近畿圏の建築費と住宅面積の平均
ここでは、「2019年度 フラット35利用者調査 注文住宅融資利用者の主要指標」を参考に、近畿圏の注文住宅の予算相場を見ていきましょう。
地域別の平均的な住宅の面積と建築費は以下の通りです
■ 首都圏
住宅面積平均:約38坪(125.2平方メートル)
建築費:3,769万円
■ 近畿圏
住宅面積平均:約38坪(125.3平方メートル)
建築費:3,553万円
■ 東海圏
住宅面積平均:約39坪(127.8平方メートル)
建築費:3,519万円
■ その他地域
住宅面積平均:約38坪(125.6平方メートル)
建築費:3,275万円
住宅面積はあまり差がないので、ここでは建築費に注目してみましょう。その他地域と比べると、首都圏は約500万円、東海圏や近畿圏は300万円以上価格が高くなっています。そのため、奈良市や生駒市で注文住宅を建てる場合は、割高になることを承知の上、施工する必要もあります。
03 Land price
奈良市と生駒市の土地代の相場は?
では実際に、奈良市と生駒市で注文住宅を建てたときの予算相場について解説していきます。
奈良市と生駒市の坪単価平均
まずは奈良市と生駒市の坪単価の平均について見てみましょう。(2023年3月現在)
■ 奈良市 ... 327,000円/坪
■ 生駒市 ... 310,000円/坪
奈良市、生駒市共に坪単価は30万円以上となり、全国的に見ても高めの価格がついています。この理由については、奈良市も生駒市も大阪方面へのアクセスが便利で、商業施設が集まるエリアであることがあげられるでしょう。
奈良市と生駒市のおおよその土地代
近畿圏の注文住宅の敷地面積の平均は、55坪(183平方メートル)です。
これを先ほどの生駒市の坪単価に当てはめると、注文住宅を購入する際の土地代は
30万円×55坪=1,650万円
住宅の大きさにもよりますが、建築費に加え土地代として1,650万円程度がプラスされると考えると、ローンの見通しもつきやすいでしょう。
04 Point
建築費の相場と予算の立て方のポイント
近畿圏の建築費の平均は3,553万円でしたが、奈良市や生駒市の建築費も2,000万円~3,000万円が相場のようです。土地代と合わせてローンを組むのであれば、3,650万円以上はかかる計算となります。
予算内に収まらない方は、土地を小さくして土地代を抑えるか、シンプルな住宅にして建築費を抑えるなどと、価格のバランスを取る必要があるでしょう。
05 Check
建築費別に注文住宅の特徴をチェック!
最後に、建築費別にどんな住宅が建てられるのか、1,000万円、2,000万円、3,000万円台の住宅の特徴をご紹介します。
建築費1,000万円台の住宅
1,000万円台の住宅の場合、無駄を省いたシンプルな造りが特徴です。住宅の形は凹凸が少ない長方形や正方形、屋根は切妻屋根や片流れ屋根にするとコストを抑えられます。
しかし、費用を抑えることで自由度は下がるため、漆喰や無垢材といった人気の自然素材は難しくなり、間取りもシンプルなものになるでしょう。また、費用を抑えることで、性能にも限りがでてきてしまうので良く検討いただくことをおすすめします。
建築費2,000万円台の住宅
2,000万円台の住宅であれば、適度にこだわりをプラスできるでしょう。外装や内装のコストは抑え、お風呂をグレードアップするなど、上手に予算配分をすると希望の注文住宅が実現するでしょう。ここだけは譲れないという設備がある方には、おすすめの価格帯です。
建築費3,000万円台の住宅
3,000万円あれば、平均的な広さの住宅が建てられます。間取りや設備にこだわって、細部まで自由度が高い住宅を建てることができます。マイホーム建築にかけられる予算を把握したうえで、余裕のある方はこれくらいの予算を想定しておくと細かい希望も叶えられるでしょう。
05 Let's take counsel!
奈良市や生駒市の住宅づくりは
VITA ARCHITECTUREへ!
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