住宅建設関連の補助金!生駒市の支援制度まとめ
マイホームの建築には多額の費用がかかりますが、要件を満たせば国や地方自治体から補助金が支給されます。特に注目したいのは、省エネ住宅に関する支援制度。2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、政府では省エネ基準を満たした住宅への支援を拡充する動きが見られます。本記事では、2023年2月現在に国から受けられる主な住宅補助金制度をはじめ、生駒市の支援制度をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
01 Subsidy system
国から受けられる住宅補助金制度
国から支給される補助金には、さまざまな要件があります。各事業によって要件が異なるため、補助金の申請を希望する場合はマイホーム検討中から確認しておきましょう。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)等支援事業
国土交通省によると、ZEH(ゼッチ)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」と定義されています。つまり、高断熱高気密で快適な室内空間にすることで冷暖房にかかるエネルギーを抑えたり、太陽光発電などでエネルギーを創ったりすることで、エネルギー収支をゼロにする住宅がZEHです。
2022年度のZEHに関する支援事業は、国土交通省・経済産業省・環境省の3省連携で進められています。補助金額は一戸当たり550,000円~1,400,000円。要件によっては、さらに加算して支給されることもあります。ZEH住宅に対する補助金額は、満たしている数値基準等によって細かく設定されているため、必ず公式サイトや関係機関等で確認をしてください。
こどもエコすまい支援事業
「こどもエコすまい支援事業」は、2022年に新設された制度。対象は2022年11月8日以降に対象工事に着手し、申請した方です。新築の場合は、18歳未満の子どもがいる子育て世帯または夫婦いずれかが39歳以下の若者夫婦世帯のZEH住宅の取得に、補助金1,000,000円が支給されます。省エネ住宅へのリフォームはすべての世帯が対象で、工事内容や対象世帯に応じて原則50,000円から600,000円を支給。申請は2023年3月下旬より開始され、予算上限に達した時点で終了となります。
02 Mortgage tax relief
住宅借入金等特別控除(住宅ローン減税)
住宅ローンを利用した住宅の取得には、減税制度があります。一定の要件を満たせば、年末時点の住宅ローンの残高の0.7%が所得税から控除され、所得税から差引しても差額が残る場合は翌年の住民税から控除される制度です。初年度の申請には確定申告が必要ですが、翌年度から会社員であれば年末調整で手続きできます。控除される期間は、新築住宅が13年間、中古住宅は10年間です。また、取得した住宅の省エネ性能に応じて、控除額が上乗せされることもあります。
03 Housing subsidy system
生駒市の住宅補助金制度
生駒市は、再生可能エネルギーの普及などに積極的に取り組んでおり、2019年にはSDGs未来都市に選ばれました。市内に居住する住民に対しても、住宅の創エネや省エネにかかる費用に手厚い支援をしています。
生駒市で利用できるのは、住宅の創エネ・創エネシステムの設置費用に補助金が支給される「創エネ・省エネシステム普及促進事業補助金」という制度。2022年度は17,800,000円の予算が組まれ、補助額が予算に達するまで支給されます。
補助金の対象となるシステム
補助金の対象となるシステムは以下のとおりですが、V2H以外は単独の導入では補助金が支給されません。また、家庭用燃料電池(エネファーム)は、補助金支給の対象ではないので注意が必要です。
■ 太陽光発電システム
1kW当たり20,000円 ※小数点以下2桁目を切捨て・上限80,000円
■ HEMS
設置に要する費用の額 ※1,000円未満切捨て・上限10,000円
■ 家庭用リチウムイオン蓄電システム
1kWh当たり10,000円 ※小数点以下2桁目を切捨て・上限50,000円
■ V2H
1件当たり100,000円
組み合わせパターンと補助金額
補助金の対象となるのは、システムを組み合わせて設置した場合です。(V2Hを除く)以下の表に、組み合わせのパターンと補助金額をまとめました。
■ 太陽光発電システム・HEMS・家庭用リチウムイオン蓄電システムの一体的導入
<補助金額>上限150,000円
※各システムの補助金額合計に10,000円加算。
■ 太陽光発電システム・HEMS・V2Hの一体的導入
<補助金額>上限200,000円
※各システムの補助金額合計に10,000円加算
■ 太陽光発電システム・HEMS・家庭用リチウムイオン蓄電システム・V2Hを設置することで、上記1または2のシステムがすべて揃う場合
(例)
・太陽光発電システムを設置済で、HEMSと家庭用リチウムイオン蓄電システムを新たに設置する場合
・V2Hを設置済で、太陽光発電システムとHEMSを新たに設置する場合
<個別の補助金額>
・太陽光発電システム/上限80,000円
・HEMS/上限10,000円
・家庭用リチウムイオン蓄電システム/上限50,000円
・V2H/100,000円
■ V2Hを単独で設置する場合
100,000円
補助金の交付対象者になるには、いくつかの要件を満たす必要があります。詳しくは生駒市の公式サイトまたは、家づくりを進めている住宅会社へ相談しましょう。
04 Let's take counsel!
生駒市で注文住宅を建てるなら、
VITA ARCHITECTUREへ!
生駒市にはご紹介した住宅設備の補助金制度のほか、中学生までの子どもを対象とした医療費の助成制度もあり、子育て世帯が住みやすい街です。生駒市や奈良市を中心に住まいのトータルサポートをしている「VITA(ヴィータ)」では、土地探しから注文住宅の建築までさまざまなご提案をしています。補助金が申請できる省エネ住宅の基準は厳しく設定されていますが、VITAでは特殊な耐力面材「R+パネル」などを使用することにより、高気密・高断熱の家の建築が可能。断熱性能ひとつとっても、厳しいZEH基準をクリアしています。生駒市周辺でマイホームをお考えの方は、ぜひ一度VITAにご相談ください。
【編集】
1級建築士...1名・2級建築士...2名 / 木造建築士...1名 / 宅地建物取引士...5名 / 賃貸不動産経営管理士...2名 / FP1級...1名・FP2級...2名・FP3級...5名 / 行政書士...1名 / AFP...1名